須恵町の産業

更新日:2021年10月29日

 江戸時代の製薬、売薬業、明治~昭和時代の石炭産業、工業団地の造成による第二次産業へと推移していきました。近年では、第三次産業の伸びが著しく増加しています。

農業

 福岡都市圏の中で兼業農家を中心に営まれていますが、都市化による農地の宅地化、農業従事者の高齢化や後継者不足など厳しい環境に置かれています。このため、都市近郊農業としての近代化、生産性の向上を図ると共に、農地のもつ環境保全などの多面的な機能を重視した土地利用を進めていくことが望まれます。また、有機農業の推進や地元商議を促すための農産物直売事業の拡充、農産加工品の開発、自然食の普及、家庭菜園の整備など、地域の特性に合った農業の展開を目指します。

林業

 須恵町の森林は町の総面積の約4割を占め、自然環境の保全、水源かん養などの機能により、住民の生活と密接に結びついています。しかし、林業経営は事業採算の低下、高齢化と後継者難などの組織や経営基盤が弱まっており、森林整備、林業生産活動は停滞傾向にあります。このため、森林組合の広域合併による経営基盤の強化を図り、林業の活性化と森林の多面的機能を重視した資源の保全に努めます。

商業

 消費者の購買行動の拡大、福岡市や周辺地区における吸引力の増大などを背景に弱まっています。しかし、住民意識調査では、日常の買い物の不便さを感じている人が多く、地域の日常生活ニーズに対応した商業機能の強化や、地元の商業集積の推進が必要と考えられます。
 このため、都市計画との整合性に配慮しながら、大型店を核とした商業中心地の形成を促し、地域密着型の業種や新業態の商業の集積を図っていきます。
 また、町民の健康づくりの一環として設置した自然食普及センターでは、良質の大豆を使って作られたみそなどが新しい須恵町の特産品として育っています。地元中小小売業者の発展をバックアップするため「須恵町商工会<外部リンク>」との連携を密にしながら、消費者ニーズの多様化に対応する情報の提供、国や県の融資制度の活用促進など、経営の指導・育成に努めています。

工業

 須恵町には、福岡都市圏の消費・生産活動に関連する都市型工業の集積が行われ、地域産業として重要な位置づけにあります。しかし、今後規模の大きい工業適地の開発は困難で、住宅との混在を避けるための適正な工場の配置による公害発生の防止、自然環境との調和が必要となっています。これからは環境保全に注意しつつ省資源、高付加価値の工業の振興や研究開発型企業、情報関連産業の誘致を目指します。

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