校長室だより
心を育てる通学合宿 ―つながりの中で成長する子どもたち―
開所式にて記念撮影
自分たちのご飯は自分たちで作る!!
10月15日(水曜日)から3泊4日の日程で、須恵第二小学校おやじの会主催による「いきいき通学合宿」が行われました。通学合宿とは、地域住民の皆様の協力をいただきながら、公民館などで共同生活を送りつつ、普段どおりに学校へ通う活動です。炊事や掃除、洗濯など、家庭では家族に任せがちなことも自分たちで分担しながら行うことで、基本的生活習慣の確立や自律心、協力する姿勢を育むことを目的としています。
今回の合宿では、食材の買い出しから調理、後片付けに至るまで、子どもたち自身で相談し合いながら取り組みました。また、お風呂は地域の家庭にお世話になる「もらい湯」という形で、地域の温かな支えを感じる貴重な体験にもなりました。
さらに、夕方には学習時間を確保し、その後は「チームワーク向上研修」や「お仕事についての講話」、そして「ナイトミュージアム・久我記念館見学」などの研修プログラムにも真剣に臨む姿が見られました。仲間と意見を出し合い、励まし合いながら生活をつくり上げていく過程で、子どもたちの表情は日を追うごとにたくましく、そして柔らかく変化していきました。
参加した子どもたちの感想には、次のような声がありました。
「最初は5年生が自分ひとりで不安だった。でも6年生はみんな優しく、安心して参加できました。」
「普段はお母さんがご飯を作ってくれているけれど、今回の合宿でその大変さを知りました。」
共同生活を通して生まれた気づきや、人とのつながりの温かさを実感する言葉が多く聞かれました。時には励まし、時には叱りながら、子どもたちに真剣に向き合ってくださったおやじの会の皆様の存在は、子どもたちにとって大人の生き方を間近で学ぶ機会にもなりました。この活動がコロナ禍を経た今も継続されていることは、本校の大きな地域資源であり、何より誇るべき教育力であると感じています。
通学合宿は、子どもたちを育てるだけでなく、大人同士をもつなぎ、地域の絆を深める力を持っています。この活動を支えてくださったおやじの会をはじめ、地域の皆様に心より感謝申し上げます。
笑顔あふれる学びの時間~1年次連絡協議会を終えて

先日、須恵第二小学校で「重点課題研究1年次連絡協議会」が行われました。テーマは、「児童生徒のウェルビーイングを高める教育課程の編成と支援の充実」です。この会では、1年間の取り組みを振り返り、授業改善や今後の研究の方向について意見交換を行いました。
協議会では、4年生の「総合的な学習の時間『みんなの笑顔があふれる須恵町』」の公開授業も行われました。児童たちは、地域の高齢者や障がいのある方、子どもたちが笑顔になるための取り組みを調べ、PTA会長さんやおやじの会代表、いきいきコミュニティ、社会福祉協議会、YUZUKAの方々と交流しながら、自分にできることは何かを考えていました。
授業後の協議では、義務教育課や教育事務所の指導主事の先生方、久留米市教育委員会の方々、また久留米市立山川小学校の校長先生など県内の先生方から、子どもたちのウェルビーイングをどのように高めるか、そのために育てるべき資質・能力、学習が楽しいものになっているか、仲間意識を持って協働できているか、カリキュラム・マネジメントや振り返りの視点など、多くの貴重なご意見をいただきました。教職員同士で意見を共有することで、他学年でも活かせる工夫や視点を深める大切な時間となりました。
本校では、これからも児童一人ひとりが安心して学び、笑顔で成長できる授業づくりに努めてまいります。地域の皆さまと力を合わせながら、子どもたちの笑顔あふれる学校生活を支えていきたいと思います。
5年生学び舎キャンプ ― 自主・自立と協働の芽が育った2日間 ―
5年生は10月6日~7日、社会教育総合センターで1泊2日の「学び舎キャンプ」に取り組みました。製作活動の木ーホルダーづくり、班で協力して挑んだフォトビンゴ、心を一つにしたキャンドルの集い、そして野外炊飯でのカレー作りと、仲間と協力しなければ成り立たない活動が続いた2日間でした。
特に野外炊飯では、火おこしから野菜の準備、調理、片付けまで、すべてを子どもたちが自分たちの力で行いました。煙に涙しながらも、声をかけ合って火加減を調整し、「どうすればもっとおいしくできるか」などと相談する姿が印象的でした。出来上がったカレーを囲んで食べる子どもたちの表情には、仲間とやり遂げた達成感があふれていました。
また、2日間の生活の中では大きな成長が見られました。次の活動を見通し、時間を意識して行動する姿。自分のことは自分で責任をもって行う姿。そして、友達の話に耳を傾け、相手を尊重しながら協力する姿。このような「自主」「自立」「協働」の姿が随所に見られ、高学年としての一歩を確実に踏み出していると感じました。
この経験を通して、5年生は仲間との絆を深めただけでなく、自分自身の新たな可能性にも気づくことができたと思います。今回の活動を支えてくださったセンター職員の皆様、引率の先生方に心から感謝しています。
成長への一歩を踏み出した5年生。これからの活躍がますます楽しみです。
PTA美化作業 ー心を合わせて学校をきれいにー
校庭の斜面もスッキリ!
10月5日(日曜日)の早朝から、PTAの皆さんを中心に、第2回目となる美化作業が行われました。今回も、おやじの会の皆さんをはじめ、子どもたちも加わり、校内の除草作業を進めてくださいました。蒸し暑さの残る中での作業となりましたが、夏の間に生い茂った草がすっきりと刈り取られ、校庭が見違えるようにきれいになりました。
今回は、前回に比べて参加人数がやや少なかったとのことでしたが、その分、一人ひとりが力を出し合い、協力しながら作業を進める姿が印象的でした。子どもたちも大人の姿を見て一生懸命に動き、汗を流しながら「きれいになったね」と笑顔を見せていました。
こうした活動は、単に学校をきれいにするだけでなく、「みんなで力を合わせることの大切さ」や「自分たちの学校を自分たちの手で守る」という思いを育む、貴重な学びの機会でもあります。
朝早くからご参加くださったPTA役員、保護者の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。皆さんの温かいご協力が、子どもたちの学びと成長を支えています。
木心館 1階拡張と2階増築工事が始まります

このたび、須恵第二小学校の木心館の増築工事が10月から始まります。今回の工事では、1階のフロアが現在の倍の広さになり、その上に2階も新たに増築されます。これまで以上に、子どもたちが安全に、快適に学びや活動を行える環境を整えるための工事です。
工事期間はまだ未定ですが、工事中は校内の一部通行や活動に制限がかかることがあります。子どもたちの安全を第一に考え、十分に配慮して進めてまいります。
完成後は、木心館がさらに広く使いやすくなり、さまざまな活動がより充実することを楽しみにしています。
子どもたちとともに、新しい木心館での学びや活動を思い描きながら、安全に工事を見守ってまいりたいと思います。
夢を広げた交流イベント―ライジングゼファーフクオカ来校ー

ライジングゼファーフクオカの選手が学校に来て、1年生と楽しい交流イベントをしてくれました。登場したのは、身長なんと2メートル10センチの大きな選手!子どもたちは思わず「大きい~!」と目を丸くしていました。
ゲームでは、クラス代表の子どもたちが選手と対戦。教室から飛び出したような元気いっぱいの応援の声が響き、応援席は立ち上がって大盛り上がりでした。
プロの選手と触れ合ったことで、スポーツの楽しさや、体を動かす喜びを改めて感じた子どもたち。きっと「もっとやってみたい!」「将来は自分も!」と夢をふくらませたことでしょう。
今回の経験が、子どもたち一人ひとりの心に「挑戦してみよう」「夢をもって頑張ろう」という思いを芽生えさせるきっかけになればと願っています。
みんなで迎えた実りの秋 ― 5年生の稲刈り活動―

先週、5年生のみんなが稲刈りに挑戦しました。慣れない鎌を手に、最初は少しぎこちない様子もありましたが、力を合わせて稲を束ねていく姿には、子どもたちの成長と頼もしさを感じました。6月に田植えをしてから、タニシを取り除いたり、水の様子を見たりしながら大切に育ててきた稲。見事に実った黄金色の稲穂を刈り取る瞬間は、子どもたちにとって大きな喜びとなったようです。
この活動が実りあるものとなったのは、地域の支えがあってこそです。夏の間は、今泉さんが毎日のように水や草の管理をしてくださり、子どもたちの稲を見守ってくださいました。また、稲刈り当日には、保護者や地域の皆様がボランティアとして参加し、子どもたちの活動を温かく支えてくださいました。心から感謝申し上げます。
自分たちの手で育て、収穫する体験は、教室の学びだけでは得られない大切な学びです。そして、その体験を地域の方々と一緒に重ねられることは、子どもたちにとってかけがえのない財産です。今回の稲刈りを通して、「人とつながり合って生きることの喜び」も感じ取ってくれたのではないでしょうか。
SNSとの付き合い方を考える
皆さまは「アメリカのあるお母さんと息子が結んだスマートフォンの使用契約書」をご存じでしょうか(学校だより夏休み号掲載)。そこには、息子がスマートフォンを持つときの約束がいくつも書かれています。例えば、
●これは私(お母さん)のスマホです。私が 買ってあなたに貸してあげています。
●夜はスマホを私かお父さんに渡しなさい。友達の親が出る固定電話に電話できないような相手なら、その人に電話もSNS(メールやライン)もしないこと。
●学校には持っていかない。友達と(向き合って話す)会話を楽しみなさい。
●面と向かって言えないことをスマホのメールで言わないで。
●ときどき家に置いていきなさい。携帯は生き物でもあなたの一部でもない。これなしでも暮らしていける。取り残されるのを恐れず、器の大きい人間になりなさい。
●上を向いて歩きなさい。周囲の世界に目を向けなさい。会話をしなさい。グーグルで検索をしないで思考しなさい。
といったスマートフォンやSNSを使うためのルールです。
日本の子どもたちも同じように、SNSを通じて友達とつながる楽しさや便利さを感じています。しかし一方で、思わぬトラブルやいじめにつながることもあります。投稿した写真や言葉は、消したつもりでもどこかに残ってしまい、将来に影響することもあるのです。
大切なのは「使わせるかどうか」ではなく、「どう使うか」を大人が一緒に考えていくことだと思います。ぜひ、ご家庭でも、次のようなことを話題にしてみてください。
- 就寝時はスマホをどうするか
- 投稿する前に「これは大丈夫かな」と立ち止まる習慣
- もし嫌なことがあったら、信頼できる大人にすぐ相談すること
子どもたちがSNSを安心して使えるように、大人が見守りながら、家庭と学校でルールやマナーを共有していきたいと思っています。
「志の会」での学び ― 失敗しない木版画

本校では、先生たちが自ら学び合う時間「志の会」を大切にしています。今回は、桑原先生が「失敗しない木版画」というテーマでお話をしてくださいました。
写真をうまく活用する方法や、彫刻刀の扱い方など、子どもたちがより安心して取り組めるための工夫を分かりやすく紹介してくださり、先生方も熱心に耳を傾けていました。
中でも印象的だったのは、桑原先生の
「失敗しても大丈夫。何とかなる!と笑顔で安心させましょう。」
という言葉です。作品づくりに限らず、子どもたちは日々の生活や学習の中で思うようにいかない場面に出会います。そんなときに、先生がにっこりと笑って「大丈夫!」と寄り添うことは、子どもにとって大きな励ましになります。
「志の会」での学びが、子どもたちの挑戦する気持ちを支え、安心して力を伸ばしていける学校づくりにつながっていくことを嬉しく思っています。
温かい言葉が育むもの
一方で、子どもたちが発する言葉は、大人の言葉を映す鏡でもあります。私たち大人が、日々の生活の中で互いに温かい言葉をかけ合う姿を見せることが、子どもたちの言葉づかいにそのまま表れていきます。
これからも、子どもたちの毎日が、温かい言葉に包まれるものであるよう、学校と家庭、地域が一緒になって見守っていければと思っています。
写真は、校長室前に飾ってある第11代校長・早川眞吾先生から寄贈された書です。以前も学校通信を通じて、お伝えさせていただきましたが、今回改めて校長室だよりにも掲載したいと思いました。
言葉には、人を励ましたり、心を温めたりする力があります。その一方で、何気なく発した一言が、相手を深く傷つけてしまうこともあります。だからこそ、私たちは「言葉を選ぶ」ことを大切にしていきたいものです。
学校は、子どもたちが多くの人と出会い、学び合いながら成長していく場です。その中で、互いを尊重し、認め合う言葉が飛び交う環境をつくることは、とても大切なことだと考えています。友達への「ありがとう」「すごいね」という言葉、先生からの「よく頑張ったね」「大丈夫だよ」という言葉が、子どもたちの自信ややる気を育んでいきます。本校の子どもたちや先生たちからも、このような温かい言葉がよく発せられています。
「未来へはばたくすえっ子」を育むために
9月9日、須恵東中学校と須恵第二小学校の合同学校運営協議会で、第2回目の「熟議」を行いました。テーマは、スローガン「未来へはばたくすえっ子 ―す:素直な心 え:笑顔で つ:つながる子ども―」を実現するために、「こんな取組をしたらどうだろう?!」 というものです。
当日は、学校・家庭・地域のグループに分かれて話し合い、模造紙いっぱいにたくさんのアイディアが出されました。例えば、
-
毎日の あいさつ を大事にすること
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大人と子どもが気軽に語り合える 対話の場 をつくること
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子ども自身が意見を出し合い考える 子ども会議 を開くこと
など、子どもたちの「素直な心」「笑顔」「つながり」を育む具体的な取組がたくさん挙げられました。その後はシール投票で意見を共有し、みんなで「これから力を入れたいこと」をランキング化しました。
「学校・家庭・地域が手を取り合い、子どもを育む」という協議会の原点を、参加者全員で再確認する大変有意義な時間となりました。今回出されたアイディアは、今後の教育活動や地域との連携に生かしてまいります。
これからも、子どもたちが「素直な心」で学び、「笑顔」で仲間と関わり、「つながり」を大切にできるように、皆さまと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。
子どもを真ん中に つながる学校と地域
須恵第二小学校に、地域の方から心温まるお便りをいただきました。
夏休み明けの登校初日の朝、萱野のバス停付近での出来事です。
横断歩道を渡る際、高学年の女子児童が率先して手を挙げ、車が止まったことを確認してから下級生を安全に渡らせ、最後に自分が渡って運転手さんに頭を下げたそうです。その姿に「責任感ある行動と細やかな心配りに感動しました」との言葉を寄せていただきました。
お便りには、「子どもは地域の宝です。先生方と共に、地域住民も子どもたちを大切に育てていこうと思います」と記されていました。この温かい思いは、まさに本校が大切にしている「地域と学校の連携」に通じるものです。子どもたちの成長は、先生方や保護者の皆さまだけでなく、日頃から温かく見守ってくださる地域の皆さまによって支えられています。
今回のお便りを通して、改めて「子どもを真ん中にしてつながる地域の力」の大きさを実感いたしました。これからも、学校と地域が手を携えながら、子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと思います。
田んぼに立つ みんなのかかし
稲穂が実った田んぼに立つかかしと、それを見つめる子どもたちの姿から、工夫して取り組む楽しさや友達と力を合わせる喜びが伝わってきました。稲刈りの日が、さらに実り多い時間となることを願っています。
再来週の稲刈りを前に、5年生が総合的な学習の時間で「かかしづくり」を行い、今日、田んぼに立てました。
子どもたちは「どうすればうまく立つかな」「服はどうしよう」と、友達と相談しながら工夫を重ねてきたことでしょう。完成したかかしは、それぞれに個性があり、どれも子どもたちの思いがたっぷりつまったものになりました。立て終わったあとには「なんだか本当に田んぼを守ってくれそう!」と笑顔いっぱいでした。
これまでの稲作体験を通して、自然の恵みを感じたり、地域の方やコミュニティの方々にに支えていただいたりしながら、子どもたちはたくさんのことを学んできました。今日のかかしづくりも、その学びを形にする大切な一歩になったかと思っています。
みんなでつくる すてきな学校
8月31日(日曜日)「おやじの会」の皆さんが、学校の環境整備に来てくださいました。
駐車場では、土を運んだり、固めたりしながら、一つ一つ丁寧に作業を進めてくださいました。そのおかげで、でこぼこが解消し、車の出入りがずっとスムーズになり、新しいスペースも増え、安心して利用できるようになりました。
観察池の掃除では、かき殻のろ材を新しく詰めなおしたり、水をきれいにしてくださったりして、子どもたちがまた安心して観察を楽しめる場所にしてくださいました。池の周りもすっきりして、まるで新しい顔になったようです。
休日にもかかわらず、汗をぬぐいながら笑顔で作業してくださいました。子どもたちもきっと「学校を大切に思ってもらえているんだ」と感じることでしょう。おやじの会の皆さん、本当にありがとうございました。
子どもたちの未来を見据えた熱い教材研究に感謝して
2学期が始まり、まだ2日目という慌ただしい日々の中、先生たちが、子どもたちの学びをより豊かにするための教材研究に真摯に取り組んでいることに感謝しています。
27、28日は、福岡教育事務所の指導主事にもお越しいただき、指導案づくりを行いました。限られた時間の中で、子どもたち一人ひとりにとって最適な学びを実現するための工夫と改善を重ねる姿に改めて本校の先生方の情熱を感じました。
子どもたちは、日々の授業から大きな刺激を受け、成長の糧としています。その背景にはこうした目に見えない努力と熱意があることを保護者や地域の方にも知っていただけるとありがたいです。先生たちの取組が楽しい授業づくりにつながると確信しています。
2学期が始まりました
だれにでもできる簡単なことでも、誰にもできないくらい長く続けると素晴らしいことが起こるというお話です。
2学期には子どもたちにも、ぜひ、何かひとつ続けたいことを決めてトライしてほしいと願っています。
花壇の花の名前は「千日紅」と言います。長い間、花の色を鮮やかに保つことからこの名前がつきました。夏から秋にかけて丸いポンポンのような花を咲かせます。夏休みの間も暑さに負けずにしっかりと花を咲かせてくれました。
始業式のお話の中で、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんのお話をしました。鍵山さんは、社長になってもトイレ掃除を毎日続けたそうです。やがて、社員が自主的に掃除をするようになりました。しかも、会社の中だけでなく近所の掃除もするようになります。そうすると「あの会社は掃除をよくやる会社だ」と評判になりました。評判になると社員もうれしいので頑張ってはたらくようになり会社の雰囲気も売り上げもどんどんよくなっていったそうです。
あいさつ運動~中学校の子どもたちに感謝~

「おはようございます!」
とても元気な声が校門に響き渡っています。7月に入り、あいさつ運動が活発になりました。中学生が第二小学校の玄関で小学生の登校を迎えてくれます。あいさつ運動に自主的に参加してくる小学生の姿もありました。地域の方も子どもたちの挨拶に元気をもらいます。
小学生の子どもたちにとって、中学生たちは、憧れの存在であり、目標になる存在でもあります。爽やかな挨拶は、校風として受け継がれていくこととでしょう。
コミュニティ・スクール導入~須恵東中学校区学校運営協議会~
本校の学校運営協議会には、いきいきコミュニティ、PTA、区長、社会教育委員、生活規範指導員、おやじの会、大学教授等様々な立場の方に委員として参画して頂いています。学校・家庭・地域との連携協働を通して、地域総がかりで将来を担う、子どもたちの育成を目指します。
本年度から須恵町にコミュニティ・スクールが導入されました。須恵第二小学校は、須恵東中学校と合同で学校運営協議会を設置し、地域ぐるみで義務教育9年間の学びを支える仕組みを構築し、児童生徒の健やかな成長、豊かな学びの創造や地域とともにある学校づくりにむけて、熟議や協働を図っていきます。
6月に行われた第1回学校運営協議会では、「15の春を迎えた子供の姿とは?」をテーマに熟議を行いました。
コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置された学校をさします。地域住民や保護者などが学校運営に参画する仕組みです。
福岡県重点課題研究指定を受けて
「全国学力学習状況調査から分析するウェルビーイング」(文部科学省)
本研究では、総合的な学習の時間や生活科などの学習活動の中において地域や社会とつながりながら、自他の幸せや生きがいを感じる活動を展開していくことで、主体的に地域のもの・ひと・こと・思いに関わっていくことができる子どもを育んでいきたいと考えています。
本校は、令和7・8・9年度福岡県重点課題研究指定を受けました。
テーマは「児童生徒のウェルビーイングが向上する教育課程の編成と支援の充実」です。
文部科学省が示すウェルビーイングとは、「身体的・精神的・社会的に良い状態にあること」を指します。短期的な幸福だけでなく、生きがいや人生の意義など、将来にわたる持続的な幸福を含む概念とされています。一言で表現するならば、「我も人も幸せ」ということになるかと思います。
本校の全国学力・学習状況調査の結果によると「自分にはよいところがあると思いますか」「学校に行くのは楽しいと思いますか」「人の役に立つ人間になりたいと思いますか」「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか」という質問項目はいずれも福岡県の平均を下回っていました。
「校長室だより」を開設しました
「あいさつ日本一」を掲げる学校です
須恵第二小学校のスローガン、「もっとつながり、みんな笑顔で!」。キーワードは、「つながり」と「笑顔」です。
「つながり」とは、子ども、教師、保護者、地域が信頼関係を築くことだと考えています。本校はこれまでも、コミュニティと協働しながら教育活動を行ったり、PTAと連携しながら、社会教育や家庭教育を支援する活動を行ってきました。赴任してからその絆の強さを実感しているところです。
これからも、この4者のつながりが拡充する活動を展開し、地域とともにある学校づくりをしていきたいと思っています。
更新日:2025年10月21日