犬を飼い始めたら
1.登録
生後91日以上の犬を飼い始めると、狂犬病予防法により犬の登録と毎年の狂犬病予防注射が必要です。
マイクロチップ情報装着済みの場合
令和4年6月1日に「改正動物愛護管理法」が施行され、犬・猫等販売業者が取得した犬・猫へのマイクロチップの装着・登録が義務付けられました。
また、この犬・猫を譲り受けた場合も、下記の指定登録機関への変更登録が義務化されました。
なお、一般の飼い主の方は、マイクロチップの装着は努力義務(任意)となっています。
指定登録機関
犬と猫のマイクロチップ情報登録 |
電話番号03-6384-5320 |
マイクロチップの登録をされた場合、町の窓口での登録手続き(鑑札交付及び登録手数料)は、必要ありません。この場合、マイクロチップ番号が鑑札番号となります。
マイクロチップを装着していない、または装着できない犬について
「地域振興課 環境・衛生係」窓口もしくは福岡県獣医師会福岡支部粕屋分会加盟の動物病院で登録の手続きが必要です。登録が終わると飼い犬に鑑札を発行します。犬1頭につき1枚の交付になりますので、紛失しないようにしてください。
登録に必要な情報
- 飼い主の住所・氏名・電話番号
- 飼い犬の名前・性別・毛色・大きさ・生年月日
登録手数料 3,000円
- (注意)福岡県獣医師会福岡支部粕屋分会の動物病院でも手続きできます。登録費用は同じです。
- (注意)以下の場合は、登録費用がかかりません。
- 他市町村から須恵町に引越しされ、住所登録をする場合(引越し前の自治体で犬の登録をしていたことが必要)。
- すでに登録済である飼い犬を譲り受けて、自分の飼い犬として登録をする場合。
再交付(鑑札を紛失した場合)
再交付手数料 1,600円
2.狂犬病予防注射
狂犬病予防注射は、狂犬病予防法で年に1回接種する事が義務付けられています。須恵町では毎年4月頃に狂犬病予防集団注射を行なっており、各地域を糟屋郡獣医師会の獣医師と同行し巡回します。
会場と時間
広報紙およびホームページにてお知らせします。また、犬の登録をしているご家庭には、地域振興課からお知らせのハガキを送付します。
料金
- 登録済みの犬の場合…注射料+注射済票発行手数料=3,150円
- 新規登録の犬の場合…注射料+注射済票発行手数料+登録料=6,150円
動物病院で接種する場合
かかりつけの動物病院で接種することもできます。その際の注射料金は各動物病院でご確認ください。
また、獣医師会福岡支部粕屋分会加盟の動物病院では、注射済票の発行も同時にできます。料金は動物病院でご確認ください。
3.福岡県獣医師会福岡支部粕屋分会
病院名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
リヴ動物病院 | 須恵町大字旅石52-2 | 092-692-1914 |
宇美どうぶつ病院 | 宇美町平和一丁目2-6 | 092-932-9192 |
四王寺坂いりき動物病院 | 宇美町四王寺坂一丁目29-8 | 092-933-0115 |
志免ペットクリニック | 志免町志免東三丁目15-3 | 092-402-8856 |
東福岡たぬま動物病院 | 志免町志免中央四丁目11-17 | 092-937-3222 |
浜地動物病院 | 志免町志免四丁目6-7 | 092-936-1991 |
長者原動物病院 | 粕屋町長者原東一丁目12-14 | 092-938-5206 |
フェリーチェ・ペットクリニック | 篠栗町大字尾仲426-1 | 092-410-9480 |
4.鑑札と注射済票
鑑札と注射済票は狂犬病予防法により装着するように義務付けられています。鑑札と注射済票にはそれぞれ番号がついており、万が一、逃げ出した場合などは迷子札の代わりにもなりますので、首輪などに装着をお願いします。
5.狂犬病とは?
どんな病気?
狂犬病は人をはじめ、すべての哺乳類及び鳥類に感染します。現在のところ治療法もなく、一度発病してしまうと、必ず死亡してしまう恐ろしい病気です。
この病気は、主として狂犬病に罹患した犬に咬まれた時に、唾液中に含まれる狂犬病ウイルスにより感染します。犬の初期症状としては、挙動異常となり、暗いところに隠れたり、活発さがなくなるのが特徴です。その後、数日以内に狂暴化し、最後には全身麻痺を起こして死に至ります。
また、水を怖がる症状を示すことから、恐水病とも呼ばれます。
なぜ、狂犬病が危ないの?
近年、国内においては狂犬病の発生はありませんが、中国やインドネシアなどアジア諸国での発生は多く、諸外国との交流が盛んな現在、検疫所において水際防止に努めていますが、いつ狂犬病が進入するか予断を許さない状況にあります。
また、最近ではロシア船に乗っているロシアの犬からの流行が心配されており、その点においても狂犬病予防注射が必要不可欠です。
狂犬病を防ぐには
狂犬病は現在のところ、一度発病すると治療法はありません。そのため予防が極めて重要になってきます。
現在、検疫というシステムにより、海外からの侵入を防いでいますが、一度ウイルスの侵入を許してしまうと、検疫で狂犬病の流行を防ぐことは困難です。そこで重要となるのが狂犬病予防接種です。昭和25年に狂犬病予防法が施行され、飼い犬の登録と狂犬病予防注射が義務付けられていますが、接種率が低ければ、流行を抑えることができません。
更新日:2023年10月05日