「ナガミヒナゲシ」にご注意ください
ナガミヒナゲシとは
ナガミヒナゲシは、地中海沿岸原産のケシ科の一年草で茎の高さは、10センチメートルから最大60センチメートル程度。4月から5月頃にかけて丸みのある淡赤色の花を咲かせる植物で、道端などで見かけます。
ちょうど梅雨にあたる6月頃に種がこぼれ落ちます。雨で濡れたタイヤや靴裏に種がくっ付き、道路沿いのあちこちに落下することで、分布範囲を拡大させています。
ナガミヒナゲシは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の指定はされていませんが、繁殖力の強い外来生物です。繁茂・群生することにより在来植物に影響を及ぼす恐れがあります。また、アルカロイド性の有毒成分を有しているため、素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれるおそれがあります。

駆除のポイント
・手がかぶれる恐れがありますので、直接触らないように気を付けてください。
・軍手やゴム手袋を着用し、根から引き抜き、「燃えるごみ」として出してください。
・ほかの草類や剪定枝と一緒に「須恵町環境美化集積所」に搬入しないでください。
草の資源化処理を行いますので、種子が生き残り、分布域を拡大させてしまう恐れがあります。
・株が多くて引き抜けない場合は、地上近くで刈り取ってください。
・果実が熟して上部に隙間ができると種子が飛散します。熟す前に果実を刈り取ると、繁殖抑制に効果があります。
更新日:2025年05月27日