令和5年3月議会 令和5年度国民健康保険特別会計当初予算について（町長報告2）

令和5年度国民健康保険特別会計当初予算でございます。予算総額は、29億8,900万円、前年度と比較して、率で0.4％、金額で1,344万円の減額となっています。

須恵町の国民健康保険の被保険者数は、団塊の世代の後期高齢者医療制度への移行により減少傾向が加速し、令和4年度より約100人減少して5,600人ほどとなる見込みで予算編成をしています。

歳出でございます。まず保険給付費ですが、被保険者数が減少する一方、高齢化の進展、医療技術の高度化等によって1人当たり医療費は増加している状況を考慮し、対前年度比1,399万円減額して21億5,059万円としております。

次に、県から医療給付費等の見込みで示されます「国民健康保険事業費納付金」は、対前年度比651万円減の7億7,195万円を予算計上しております。保険給付の実績と新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等を考慮した、保険給付費の推計により県から示された額でございます。

歳入におきましては、まず国民健康保険税率ですが、保険税の収納状況や県が市町村ごとに示す標準税率、県への納付金の推移等から検討した結果、令和5年度におきましても税率改定は行わず、対前年度比 828万円の減額となり、保険給付に必要な費用などを、県が市町村に支払う「保険給付費等交付金」は、ほぼ前年度並みの21億9,600万円予算計上しております。

国、県等による財政支援と納付金の減額等により、一般会計からの赤字補てんは、当初予算ベースで前年度比較 150万円の減額となりました。

今後も被保険者の皆様の健康保持増進のため、関係機関との連携強化を図りながら、生活習慣病予防や重症化予防のための効果的な保健事業を実施し、医療費適正化と国民健康保険事業の安定運営に努めてまいります。