令和3年9月議会 マイナンバーカードの普及と利活用の促進について (町長報告3)

更新日:2021年11月05日

本町のマイナンバーカードの普及状況は、令和2年度に国がマイナポイント事業やQRコード付申請書の送付等を実施したこともあって普及率は急伸し、令和3年8月1日現在の申請率は44.6%、交付率が39.5%で県内の市町村中、交付率が上から10番目ですので相対的には普及が進んでいると考えていますが、政府が目指している令和4年度末までに全国民が保有するという目標にはまだ遠い状況です。

内閣府が実施した世論調査によるとマイナンバーカードを取得されてない理由で最も多いのは、「取得する必要性が感じられない」というものです。

マイナンバーカードの普及のためにはカードを使った様々なサービスを住民の皆さんに広く知っていただき活用していただくこと、行政手続きにおいてもオンライン申請を促進する等、住民皆さんの利便性を高めることが一番大切になります。

マイナンバーカードの本当に便利な機能は、マイナンバーカード裏面の「ICチップ」に搭載されており、官公庁だけでなく国が認めた民間事業者も様々なサービスを行っています。

カードに搭載されている電子証明書を使って行政機関などが保有している自分だけの情報を取得することができます。

自分の税や年金の情報を取得したり、税の申告においては医療費情報や保険料控除等の一括取得で証明書の自動入力や控除額の自動計算等により申告手続きが非常に楽になるようです。

コンビニ交付というサービスでは、コンビニエンスストア等でカードを使って住民票や印鑑証明等を簡単に取得することができます。

他の理由では、「申請手続きが面倒だから」というのもあります。本町では職員が申請専用の機器を使って写真の撮影から申請までをサポートしますので5分程度で簡単に済みます。

平日の日中に窓口に来られない方が申請しやすいよう、7月から夜間役場に加えて第1水曜日にマイナンバーカード申請交付の夜間窓口を設置しており、10月27日からは当分の間毎週水曜日の夜に夜間窓口を開設します。

マイナンバーカードのさらなる普及促進施策として、先の8月臨時議会に2つの提案をさせていただきました。

一つ目は須恵町応援商品券事業です。

マイナンバーカードの便利な機能を町民の皆さんに活用していただきたい。そのためにはまずマイナンバーカードを取得していただかなくては始まらないということで、この事業を実施させていただきます。まずは取得していただく、そして機能を知っていただき、次に活用していただくことが目的です。

そして広く住民の皆さんのカードの取得が増えれば増えるほど商品券の利用が増え、それによって新型コロナウイルスの感染拡大による影響を大きく受けていらっしゃる町民の方の生活の一助となり、疲弊している町内消費の活性化を図ることも大きな目的です。

2つ目の提案は、マイナンバーカードを利用した住民票等のコンビニ交付手数料の値下げです。

コンビニ交付は、住民票の写しや印鑑登録証明書などが全国のコンビニエンスストア等の多機能端末機で、マイナンバーカードを読み取って簡単な操作で取得できます。平日休日を問わず、早朝から深夜まで利用できる大変便利なサービスです。平成28年度に導入してから5年間で利用件数が約7倍に伸びています。

窓口で申請書を記載していただくこともお待たせすることもなく、行政サービスを提供できる。住民の皆さんにとってマイナンバーカードの便利さを実感できるサービスの一つではないかと思います。やはり、住民・官公庁・企業がそれぞれメリットを感じるものが、目指すべきサービスの形ではないでしょうか。

マイナンバーカードの普及促進の目的は、マイナンバーカードを活用して須恵町民の皆さんが、今よりもっと「暮らしの便利」を得られることです。わが国において、マイナンバーカードが今後、住民の皆さんの暮らしの便利を実現するために活用される「社会のインフラ」となっていくと確信し、普及と利活用を促進して参ります。

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