第3期 須恵町まち・ひと・しごと創生総合戦略
須恵町は福岡市を中心とする17市町で構成される福岡都市圏に位置し、福岡市の玄関口である博多駅や福岡空港へも約30分と好立地であり、交通網も充実、福岡市のベッドタウンとして微増ながら人口増が続いています。
しかしながら、本町は約2万人規模の町政を想定した行政インフラが建設より40年以上経過しており、小学校の増築をはじめとするインフラの再整備や多様なニーズに対応したサービス提供が喫緊の課題となっています。さらに、福岡都市圏全体の人口も将来的には減少に転ずるとの予想もあり、現状の人口増と将来の人口減の両者を踏まえた行政運営を余儀なくされています。
また、2021年の新型コロナウイルス感染症拡大は、デジタルの活用により場所や時間にとらわれないライフスタイルを普及させ、ICTの進化は産業構造、社会の在り方に大きな変革をもたらしており、地域住民の生活に合わせた行政サービスの転換も必要とされています。
国は、「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」を目指す「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、2023年、デジタルを活用した地方創生を示す「デジタル田園都市国家構想総合戦略」を策定しました。
本町においても、デジタルの力を活用した新しい価値観によるまちづくりを進めるため、2025年度から5ヶ年の新たな「須恵町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、須恵町内外の多種多様な団体等とも連携を図り、暮らしやすく住んでよかったと思える地域づくりのため戦略を進めていくこととします。
計画期間
2025年度(令和7年度)から2029年度(令和11年度)までの5か年
基本目標
本戦略の構成は、国が定めた「デジタル田園都市国家構想総合戦略」を基本とし、下記のとおり分類を行います。
【戦略視点】
■地方の社会課題解決にむけた4つの視点
1 しごとをつくる
2 新たな人の流れをつくる
3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
4 安心して暮らせる住み良いまちづくり
■構想を支えるデジタル技術推進への3つの視点
1 構想を支えるハード・ソフトのデジタル基盤整備
2 デジタル人材の育成・確保
3 誰一人取り残されないための取組
更新日:2025年04月01日