5段階警戒レベルによる避難情報

更新日:2021年10月29日

《警戒レベル》で避難のタイミングをお伝えします。

 令和3年5月20日より改正災害対策基本法が施行されました。大きく変わったのは、レベル4です。これまで「避難勧告」と「避難指示」がありましたが、「避難勧告」を廃止し、「避難指示」に一本化されました。

防災警戒レベルのチラシ

5段階の警戒レベルについて

警戒レベル1 早期注意情報(気象庁が発表)

  • 発表される状況:今後気象状況悪化のおそれ
  • 居住者等がとるべき行動:災害への心構えを高める

防災気象情報等の最新情報に注意する等、災害への心構えを高める。

 

警戒レベル2 大雨・洪水・高潮注意報(気象庁が発表)

  • 発表される状況:気象状況悪化
  • 居住者等がとるべき行動:自らの避難行動を確認

ハザードマップ等により自宅・施設等の災害リスク、指定緊急 避難場所や避難経路、避難のタイミング等を再確認するとと もに、避難情報の把握手段を再確認・注意するなど、避難に備え自らの避難行動を確認 。

警戒レベル3 高齢者等避難(市町村長が発令)

  • 発令される状況:災害のおそれあり
  • 居住者等がとるべき行動:危険な場所から高齢者等は避難
  • 高齢者等は危険な場所から避難(立退き避難または屋内安全確保)する。
    (注意)避難を完了させるのに時間を要する在宅または施設利用者の高齢者及び障害のある人等、及びその人の避難を支援する者
  • 高齢者等以外の人も必要に応じ、出勤等の外出を控えるなど普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、自主的に避難するタイミングである。例えば、地域の状況に応じ、早めの避難が望ましい場所の居住者等は、このタイミングで自主的に避難することが望ましい。

警戒レベル4 避難指示(市町村長が発令)

  • 発令される状況:災害のおそれ高い
  • 居住者等がとるべき行動:危険な場所から全員避難

危険な場所から全員避難(立退き避難または屋内安全確保)する。

警戒レベル5 緊急安全確保(市町村長が発令)

  • 発令される状況:災害発生または切迫(必ず発令される情報ではない)
  • 居住者等がとるべき行動:命の危険 直ちに安全確保!

指定緊急 避難場所等へ の 立退き避難することがかえって危険である場合、緊急安全確保する。ただし、災害発生・切迫の状況で、 本行動を安全にとることができるとは限らず、また本行動をとったとしても身の安全を確保できるとは限らない。

警戒レベル4で避難をしてください

警戒レベルは、5段階で発表されていますが、警戒レベル5の段階では、既に災害が発生していたり、避難所に避難ができない状況になっていると考えられます。警戒レベル5が発令されてから避難を始めようと考えていると、避難のタイミングを逃し、自分の身を守る選択肢が極端に少なくなってしまいます。警戒レベル4が発表された段階で、避難を完了してください。

 また、避難所へ行くことだけが避難ではありません。安全な場所にある親戚の家や、車中避難など、日ごろから検討しておきましょう。

気象庁が出す警報について

豪雨災害の増加に伴い、「数十年に一度の降雨量となる大雨が予想されます。」と気象庁から発表される大雨特別警報が、毎年のように発表されています。みなさまの中には大雨特別警報が「何度も出ているし、本当は大したことはない警報ではないのか?」と疑問を抱いている方もいると思いますが、大雨特別警報が毎年発表されていることが、異常気象と呼ばれる状況の証明になっていると言えます。様々な媒体を通して届く注意報、警報はあなたの命を守るための大事な情報です。「自分の命は自ら守る意識」を持って、気象庁や自治体などが発表する防災情報を参考に、適切な避難行動をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 防災対策室

〒811-2193
福岡県糟屋郡須恵町大字須恵771番地
電話番号:092-932-1151(内線318)
ファックス番号:092-933-6579

メールフォームによる問い合わせ