令和4年3月議会 令和4年度一般会計当初予算について(町長報告1)

更新日:2022年03月04日

令和4年度、一般会計の歳入歳出、当初予算の総額は、116億4千万円で、前年度当初予算に比較いたしますと、12億3千万円の増額、伸び率はプラス11.8パーセントで、昨年に引き続き100億を超える過去最高額となりました。
まず、歳入予算でございますが、町税につきましては、「個人町民税」は、7.5%の増、「法人町民税」は、33.2%の増、「固定資産税」につきましては、6.0%の増となっています。町税全体といたしましては、8.3%の増、2億3千9百万円余りの増収を見込んでおるところでございます。
次に「地方交付税」でございますが、令和4年度の地方財政計画においては、地方交付税の出口ベースの交付額は、令和3年度比、3.5%増の見込みとして計上されておりますが、幼保民営化に伴い社会福祉費及び教育費の基準財政需要額が減となるため、本町への交付額は、19億7千万円ほどと見込んでおります。
次に、国庫支出金につきましては、施設型給付費等国庫負担金や新型コロナウイルスワクチン接種関連国庫補助金等の増により、45.3%増の、16億4千8百万円、都道府県支出金につきましても施設型給付費等県負担金や障害者自立支援給付費県負担金の増などにより、14.6%増の9億1千8百万円程度と見込んでいます。
寄附金のふるさと応援寄附金につきましては昨年度と同額を計上しております。
町債につきましては、第三幼児園(仮称)改築事業や、文化会館の改修事業などの新規事業及び道路改良事業などの財源として、41.3%増の10億4千3百万円を計上しております。
なお、歳入歳出予算、収支不足の財源措置としましては、財政調整基金からの繰入金6億1千万円で対応しております。
次に歳出予算でございます。まず、人件費でございますが、先に特別会計を含む全職員数の状況を報告いたしますと、令和3年度末の退職者が2人、採用職員は今年1月の採用を含めて7人の予定となりまして、全職員数は、フルタイム再任用職員2名、任期付き職員1名含めて160人の予定となります。
一般会計におきましては、平均年齢は39歳、平均給料月額は4,176円、上がっております。人件費につきましては、幼保民営化により1億5千6百万円、10%の減となっております。
毎年増加を続けております扶助費につきましては、障害者支援費・自立支援給付費や保育実施負担金の増などにより28.8%の増となっております。物件費は、新型コロナウイルスワクチン接種事業などにより6.5%の増となっております。
次に、普通建設事業費でございますが、第三幼児園(仮称)建設事業に7億6千7百万円、文化会館施設維持管理事業で舞台吊物及び屋上防水の改修、照明LED取り付けなどで8千1百万円、中部防災センター(仮称)建設事業に1億円のほか道路新設改良事業など国庫補助や交付税措置がある起債を活用し、安心・安全のまちづくり、生活環境の維持・向上を図ってまいります。
最後に繰出金でございますが、公共下水道事業特別会計、国民健康保険特別会計、介護保険広域連合ほかへの繰出金など、合わせて13億9千1百万円を計上いたしております。また、新型コロナウイルス対策、支援策につきましては、必要に応じまして6月定例会もしくは臨時会で補正をさせていただきたいと考えております。
以上、令和4年度の一般会計当初予算の報告でございますが、須恵町の財政状況は義務的経費の増加により依然として厳しい状況にありますが、必要とされる施策や事業につきましては、積極的に取り組んだ予算編成ができたものと思っております。
今後も安全で、安心な住みよいまちづくりを目指し、健全な財政運営に努めて参る所存でございますので、どうか皆様のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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