令和4年9月議会 令和3年度一般会計決算について 【町長報告1】

更新日:2022年10月12日

令和3年度の一般会計決算につきましては、歳入総額118億6,480万1,289円に対し、歳出総額は、114億8,001万5,427円、歳入歳出差引額は、3億8,478万5,862円です。前年度決算額に対しまして、歳入、歳出ともに、14.3%の減となっています。財政構造の弾力性を示します「経常収支比率」については、86.2%と6.3ポイント減少し、町村の適正水準と言われる数値を超えておりますが、若干の改善はみられています。
(歳入)
町の自主財源の67%を占めております町税ですが、31億7,710万円となっています。新型コロナウイルスの影響を受け減収が見込まれましたが、大きな影響はなく、町民税、固定資産税共に収納率が上がり町税全体で0.4%の増となりました。
(歳出)
人件費は、15億1,282万円で、4,758万円の増です。職員数については、一般事務、保育士・幼稚園教諭、再任用職員を含め、前年度からの職員数は4名増の158人、会計年度任用職員は幼稚園保育所、及びマイナンバー対応などで47名と5名増加しています。普通建設事業費ですが、5億4,525万円で、対前年度より45.1%の減です。令和3年度の主な事業としては、補助事業では、新原〜旅石線道路改良工事、コミュニティバス購入などが挙げられます。単独事業では、文化会館舞台照明改修工事、須恵第三小学校校舎外壁・防水改修工事、屋敷堰シーブ取替工事、庁舎内自動水栓化工事などを行いました。
(繰出金)
令和3年度の繰出金は、12億5,539万円で、対前年より4.5%の減です。町特別会計への繰出金として、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計へ約6億8,037万円、公共下水道事業特別会計へ約2億7,443万円、農業集落排水事業特別会計へ4,183万円、福岡県介護保険広域連合本部に負担金として、2億5,874万円を支出しました。なお、積立金につきましては、財政調整基金6億753万円、減債基金につきましては1億1,828万円、ふるさと応援基金につきましては、1億7,364万円を積み立てています。基金の取り崩しについては、当初予算において5億3,000万円を繰入金として予算計上していましたが、最終的には財政調整基金100万円の取り崩しとなりました。なお、財政調整基金、減債基金を合わせた令和3年度末の基金残高は、35億4,873万円、ふるさと応援基金は5億4,740万円となりました。
(新型コロナウイルス感染症対策関連)
国の地方創生臨時交付金を活用し、経済対策や支援策、感染防止対策など13億円を投じて積極的に対策を講じて参りました。また、小中学校を始め多くの公共施設の長寿命化や改修を今後進めて参る所存でございますので、議員の皆様、町民の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。
最後に、議案の提出に合わせ、財政健全化法に伴う財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足率を、監査委員の意見を付けましてご報告していますが、両比率については、前年度に引き続き、正常の範囲内であったことを申し添えます。

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