令和5年3月議会 令和5年度一般会計当初予算について(町長報告1)

更新日:2023年03月13日

令和5年度、一般会計の歳入歳出、当初予算の総額は、117億9千万円で、前年度当初予算に比較いたしますと、1億5千万円の増額、伸び率はプラス1.3パーセントで、2年連続で110億を超える過去最高額となりました。

まず、歳入予算でございますが、町税につきましては、「個人町民税」は、0.3%の増、「法人町民税」は15.6%の増、「固定資産税」につきましては、7.6%の増となっています。町税全体といたしましては、5.6%の増、1億7千5百万円余りの増収を見込んでおるところでございます。

次に「地方交付税」でございますが、令和5年度の地方財政計画においては、地方交付税の出口ベースの交付額は、令和4年度比、1.7%増の見込みとして計上されております。本町への交付額は、20億2千700万円ほどと見込んでおります。

次に、国庫支出金につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種関連補助金は減としておりますが、障害者自立支援等国庫負担金や施設型給付費等国庫補助金、出産・子育て応援事業費国庫補助金の増により、0.3%増の、16億5千3百万円、都道府県支出金につきましても施設型給付費等県負担金や障害者自立支援給付費県負担金の増などにより、5.5%増の9億6千9百万円程度と見込んでいます。

寄附金のふるさと応援寄附金につきましては昨年度と同額を計上しております。

町債につきましては、第三幼児園(仮称)改築事業や須恵第一小学校の長寿命化事業、庁舎エレベーター改修事業などの新規事業及び道路改良事業などの財源として、6億円を計上しております。

なお、歳入歳出予算、収支不足の財源措置としましては、財政調整基金からの繰入金6億6千万円で対応しております。

次に歳出予算でございます。まず、人件費でございますが、先に特別会計を含む全職員数の状況を報告いたしますと、令和4年度末の退職者が2人、採用職員は今年3月の採用を含めて5人の予定となりまして、全職員数は、フルタイム再任用職員2名、任期付き職員1名含めて162人の予定となります。

一般会計におきましては、平均年齢は40歳、平均給料月額は2,941円、上がっております。人件費につきましては、3千8百万円、2.7%の増でございます。

毎年増加を続けております扶助費につきましては、障害者支援費・自立支援給付費や保育実施負担金及び委託料の増などにより6.0%の増。補助費等は、須恵町外二ヶ町清掃施設組合負担金や出産・子育て応援事業費給付金の増などにより6.4%の増となっております。

次に、普通建設事業費でございますが、須恵第一小学校の長寿命化改良工事に2億6千6百万円、第三幼児園(仮称)建設事業に2億4千5百万円、文化会館舞台吊物改修工事5千万円、地域活性化センター空調設備改修工事に4千8百万円のほか道路新設改良事業など国庫補助や交付税措置がある起債を活用し、安心・安全のまちづくり、生活環境の維持・向上を図ってまいります。

繰出金でございますが、公共下水道事業特別会計、国民健康保険特別会計、介護保険広域連合ほかへの繰出金など、合わせて14億3千2百万円、3.0%の増でございます。

最後になりますが、おかげをもちまして須恵町は本年、町政施行70周年を迎えることになりました。令和5年度に記念式典等を計画いたしておりますので、町制施行70周年事業企画運営業務委託料として950万円を計上させていただいております。

また新型コロナウイルス対策、物価高騰による支援策等につきましては、必要に応じまして補正をさせていただきたいと考えております。

以上、令和5年度の一般会計当初予算の報告でございますが、須恵町の財政状況は義務的経費の増加や、新型コロナウイルス感染症対策の長期化とロシアのウクライナ侵攻による物価高騰により、財政需要は今後も増加し、厳しい状況は続く見込みでございますが、必要とされる施策や事業につきましては、積極的に取り組んだ予算編成ができたものと思っております。

今後も安全で、安心な住みよいまちづくりを目指し、健全な財政運営に努めて参る所存でございますので、どうか議員皆様のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

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